思うこと

2001年5月27日
自己投資という言葉がある.今年24になる人間にはとても心に痛く響く言葉だ.先生を含めてお世話になってる人は皆‘invest yourself’とおっしゃる。その言葉を聞くたびに自分の為の投資というのを意識してやってきてないことに気かさられる. 思えば、チャンスは色々あった。もっとああしていたら、もと頑張っていれば今の自分はとても違うものになっていたと思っているばかりのときもある.事情があって4年前、渡英できるチャンスを得た。このチャンスを当初の最大の目的である大学進学につなげることができたものの、それ以外にやっとかなければならないことが一杯あった.時間的拘束があったため、‘仕方なかったじゃないか’と思うことも多々あるが、最近年齢があまり変わらないのに自分より2倍も3倍も頑張ってる人をみて、やっぱりどこかで逃げていた自分を実感.自分には異国にいることで人とは全く異質な時間を与えられて、それを自己投資という形で還元できなかったことに対する後めたさは膿んだ傷口から目を背けたくなる気持ちによく似ている.

渡英できるチャンスを得たとき、本当の意味でのチャンスと思った.周りは皆大学に行き、ある程度の就職が約束されてる中、自分は高卒という肩書きで終わるであろう不安定な未来が怖くもあった.言い換えれば、‘学歴社会日本’ではまず生きていけないと言うのが正直な気持ちだった.

北半球の日本の反対側に位置するこの国に‘大学’という肩書きを求めた.同年代よりも大学卒業が、かなり遅れるのはわかっていたため、あえて異国の大学であるべきだった.その‘異国’で皆から遅れた部分をとりもどす、そんなつもりだった。

来年で卒業、その時は24が終わる歳である。この留学も終わるであろうが、許されるなら、その後は大学院の進学をしてみたいというのが欲である.しかし、現実は金銭面のことを含めて厳しい.チャンスは二度と舞い降りないかもしれないが、でも自分を悲しみ卑下する気は全くない。とにかく、今自分の置かれてるこの環境を与えられた事自体ががあまりにも幸せなのだから.

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