頼もしさを失った日本男児

家に帰って、インターネット上の記事を調べていて非常に信じられないニュースが入ってきた。そのニュースというのは

米ロサンゼルス近郊のカリフォルニア州立大ノースリッジ校の駐車場付近で22日夜、同校に語学研修に来ていた日本の男子学生（20）と女子学生（18）がハンドガンを持った黒人の男に襲われ、女子学生が車で拉致（らち）された。

ロサンゼルス市警によると、女子学生は車内で暴行され、数時間後に解放された。男子学生は現金30ドル（約3600円）を脅し取られた。（24日夕方分ZAKZAK　リンク　より）

というもの。心中まさに腸が煮えくり返る思いである。男女平等とかそんなのを抜きにし　て、この男子学生のふがいなさはいったい何のだろうか。この記事を見たとき正直目を疑った。いきなり襲われて気を失って女性を連れてかれたならまだ理解できるものの、

脅し取られた？。。。。。。。。。。

っていうことは間違いなく危機に直面している時に意識はあっって、どんな関係にせよ一緒にいた女性をみすみす見殺しにしたわけだよね？

この坊やの男としての存在（アイデンティティ‐）って一体。。。。。。。。。

たしかにこのご時世、男としてのアイデンティティーなんて大半の人が聞けば‘はぁ？’って言うかもしれないし、自分の命が一番大事だから自分が助かればそれでいいジャンと思われるのが当然かもしれない。さらに‘男だから。。。。。しなければならない’っていうのも古臭いと思われて見向きもされないかもしれない。でもさ、俺は思うんだけど、それってすごく寂しいことだと思う。

男の必要性ってなにさ？

って考えると、ただセックスして子孫を残すだけの精子プロバイダーでも女性を癒すだけのためのカウンセラーでも絶対無いと思うんだよね。どんな形であれ、自分より弱い人を守る‘頼もしさ’のはず。そりゃ、女性も経済手的にも時には肉体的にも弱者をを守ることができる。でも、男性のほうがそういう機会が圧倒的に多いし。特に今回のケースは一緒にいたわけだから、女性が肉体的に男性より弱く、そのために悲劇に見舞われそうになった時自分の命と引き換えでも一か八かの打開策に出るぐらいの‘たのもしさ’は欲しかった。　なにもせずに、ただ脅されて守るべきものが‘一緒にいた女性’ではなくて‘自分自身’ということはいよいよ‘男だから。。。’とか　‘日本男児’なんていう言葉も死語になる日が近いな。

しかし、豊かな日本の中で純粋培養して育った平和ボケした20の坊やじゃ、やっぱり命は惜しいか。国の未来や家族のために死ぬことができる公の気持ちを持った70年前の人達がこのことを知ったらなんていうんだろう。

‘仕方ないさ’

とでもいうんだろうか。それとも

我々のために死んだことを後悔するのだろうか。