宗教観

2002年4月10日
春になると行動しやすくなるのか知りませんが、セールスマンや宗教の勧誘が日本では多くなりますよねぇ. 実は以外にイギリスもそうなんですよ。

特に宗教関係の勧誘が多いんですけど、誰も相手にしないのでフラットにパンフレットを数冊置いて帰るのがパターンなんですが、今日はイギリスの宗教について。

あのアイルランドのイギリスだからキリスト教が多いと思うかもしれませんが、以外に無宗教が多いんです. 感覚としては凄く日本と近いものがあって決まった行事(例えば結婚式とかね)に即席クリスチャンになる人が多かったりします.

おもしろい事にイギリス人を構成しているゲルマン系とその一派のアングロサクソン系は宗教にそんなに執着しないという傾向をもっていて、すごい合理的かつ現実的なんです。 現実を尊ぶイギリス人に‘神様いるかな?’と聞いたらいとも簡単に‘いるわけないじゃん’って言われたりします.  それに比べて同じヨーロッパのイタリア、スペイン、ポルトガルといったラテン系のほうが生活に宗教が密着しているので、‘神様は心の中にいる’と妥当に返す方が多いんじゃないでしょうか.

宗教の傾向に強いイギリスは、移民としてやってきたインド人やパキスタン人の2世達にも影響しています. 彼等はアイデンティティ自体がイギリス人なので彼等が持っている古来の宗教で禁止されている酒、タバコを親の目を尻目にしっかりやっていたりするんです。

それでもイギリスのいい所は無宗教の人はもちろん、他宗教の人でもよほどのことをしなければ干渉を一切しないという割腹のよさなのかもしれません.その自由さが、移民として渡ってきた彼等にとって大きな魅力であったし、これからも移民が増える原因でもあるんだろうなぁ、と思える今日この頃です.

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索