無事帰英

2003年4月22日
無事イギリスに戻ってきました。

今回は日本の滞在が3週間しかなかったということもあり、そんなに英語を話すことに違和感を感じなかった。

日本に3ヶ月以上滞在してしまうと英語を以前より話づらくなってしまっている自分に気がつく。そのたびに、母国語と違ってどんなに長くいても、第2言語はいつどんなに時間がたっても話せるものじゃないと思ってしまう。

オランダのスキポール空港からイギリスに向かう途中日本人にあった。私が住んでいる田舎に行く飛行機便のゲートで日本人を見るのは非常に珍しいことで、これが始めて。そんなこともあり、思わず話しかけてしまった。

その人はとても渋い40代くらいの人で、とても粋な人だった。落ち着きぶりが妙によく、返ってくる言葉も考え抜かれていた。そんな彼を見て、日本も全然捨てたものじゃないと改めて思った。

働くなら日本でということを希望している私は、よくまわりに“なんでイギリスじゃないの?”と聞かれる。そんな時、私は“イギリスで5しかできない仕事を日本では10やらしてくれるから”と言っている。

イギリスで働くことを夢見てる彼らにとってはそれは理解しがたいようだ。なぜなら、彼らのイギリスで働きたいという動機は結局いい仕事をしたいというよりも日本から逃げたいという事以外なんでもない。そんな時、私のような人をみると毒づきたくなるらしい。

“イギリスにもいい仕事はある”

笑わせてくれる。
もちろんいい仕事はイギリスにもあるさ。でも、そんなことをいう彼らの英語力や経歴がまったく見合っていない。それで雇ってもらおうなんて聞いてて眠くなる。

大体、本当にイギリスで働ける人は夢なんぞをいちいち語らない。夢なんて見るひまがあったら、少しでも現実的な多くの努力をしているもんだ。最終的に現実の厳しさを知らされた時、残っている選択は大抵フリーターだ。イギリスに住むのが彼らの幸せならそれはそれで全くかまわないが、実際はとても悲壮感が漂う。女性ならあぶれている現地人と結婚してイギリスに残っているっていうケースもよくあるが、これなんて哀れ過ぎて目も当てられない。



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