卒論作成中にて

2004年2月12日
もんもんとする。

卒論を監修している教官からいくつかのチャプターをくっつけたらどうだというアイデアがだた。

提出が迫る中、チャプターを合体するのは非常に痛い。 

なぜなら文字数が減るから。

さばえいが論文を書くときは大体ミニマム文字数で提出することが多い。

逆にマクシマム何文字と指定された場合、みなさん結構マクシマムな文字数に近い形で論文を提出する場合が多い。

多くのことがいっぱい詰め込めるからね。

私もそのような感じで論文を書いていたのだけど、ある時ミニマムな文字数でマクシマムの文字数で提出する以上の結果を残す美学に目覚めた。

小論文ならば、max3000文字の内容をmin2500文字。

卒論ならば、max15000の内容を min13000で.

たいした差には見えないけど、これを心がけてすると論文を書く技術が伸びる。

変ないいかただけど、読める文章に近づいてくる。

15000書いたとしても、ストイックに突き詰めれば、10000ぐらいは簡単に削れる。

イギリス人の友達で、どうしようもないくらいの才物がいた。

OO大学‘Social Science’ 始まって以来の優秀な成績を残した友人Mは

自分の論文を書いては縮め、書いては縮める作業をとことん行う。まるでブランデーを作るように、なんどもなんどもアルコールを蒸留するかのようだ。

そのため、出来上がった作品のインパクトは違う。

1パラグラフをワンセンテンスで書けるというセンス、これはすごい能力だと思う。

ちなに彼が博士号をとるにあたっての審査であるVivaは完成度があまりに高く、VivaらしいVivaもできなかったというのがもっぱらの噂だ。

そんな彼に近づけるためも、‘Minで書く’の美学を追ってみたいものだ。

ただ単にラクしたいんでしょ? といわれたらそれまでの話だが…

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