アジア通貨

2004年6月7日
ヨーロッパ通貨‘EURO’が入って、次は日本、中国、韓国主導のアジア通貨が入るのではないかといわれている。

しかし、経済は常に政治に左右される。 ユーロ導入に30年かかったのも政治が主な原因だったりする。政治は突き詰めれば国同士の力関係についてである。その力関係が均衡するまでにヨーロッパは30年かかった。  

さて、アジアは何年かかるのか?

政治的にアジアの政治状況は複雑だ。共同通貨のコントロールする中央銀行をどこにするかでも大きな問題だ。 

さらに共同通貨が国に持ち込む文化的影響は計り知れない。

お金が変わるだけで、国の文化は確かに変わる。

流通がさらに促進され、人が国境を超えて行きかい、しまいにはそれが大学や病院の公共システムまで変えてしまう。

お金の種類が統一されただけなのに、一人一人が国にもつアイデンティティはヨーロッパでは少なからず変わった。

専門家の間では

From States of Europe to Europe of Europe.

といわれる。

現に自分はイギリス人というよりもヨーロッパ人と答える人がアイルランドでは増えているらしい。

将来、数十年後にアジア統合というのが起こったならばいったいどんなスケールなのだろうか。

From States of Asia to Asia of Asia.

こういう歴史の変化は確かに起こってきている。ただ、あまりにもスケールが大きすぎて中々実生活が実感が持てないだけのこと。ある日突然、このアジア共同通貨の概念が具体化した時、その規模に私達は呆然とするに違いない。

<るな様>

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