教育と金

2004年7月28日
‘その国の反映は教育機関に反映する’とその昔に誰かが言っていたような気がしましたが思い出せない さばえい です。

さて、教育機関といえば大学が目に浮かぶのですが、遠く離れたエゲレスの教育機関も危うい状況に立たされてるようですな。 

ネットを通して新聞なんぞを見ますと、

Oxford reject urges study in US

(Quotation from Polly Curtis Thursday August 5,2004 The Guardian)

なーんてことが書いてあります。ちなみ意味は

‘オックスホ−ドの不合格が米国留学への強いきっかけに’

てなところでしょうか。

というのもですねぇ、オックスホ−ドを受けた才女が実力以外の要素で不合格になって、アメリカのハーバードに入ったってことです。

しかもこの才女によると、‘ハーバードの勉強は素晴らしくて、本当にアメリカに来て良かった(オックスホード落ちて良かった、ウフ)’なーんて感じでコメントするからあら、大変。

しかも学科のメディカルコースだから頭脳流出ってことでかなり叩かれていますな、オックスホ−ド。

でもねぇ、イギリスの大学はアメリカと比べて授業料がとてーも低い分、どうしても金蔓に弱かったりするんですよねぇ。

だから、実力があってコネなしより、実力があってもコネありの方が意外と楽に入学できたりします。

まぁ、それはコネの強さにもよりますが。。。 オックスホ−ドくらいになると、コネも政治家等が絡んでくるので大学側も無視はできんのでしょうな。やっぱり、オックスブリッジも競争に生き抜いていくには政財界との繋がりが必要ですからね。 

だから、不公平な選考がよく行われたりするようです。

しかし、留学生は別。留学生はイギリス人の3倍の給料、いやもとい授業料を払うのでオックスブリッジでも結構簡単に入れたりします。 えーと、大学学部は結構その大学の名誉もかかっているうえ、政府機関を通すので難しいですが、それでも現地の学生と比べたら多少は楽なはずです。

大学院になるともっと簡単に入れます。試験なしとかで入れる大学院とかがほとんどなので。。。 そもそも学部のように受験に政府機関が絡まないから大学側のサジ加減一つで決まる怪しい選考ですからねぇ。

まぁ、ハッキリいってしまえばアジアからの留学生は‘金蔓’以外の何者でもないので大学側としては入れたいだけ入れるんでしょうな。だからアジアからの留学生は10人中8人がハズレだったりします。

学部からの生え抜きの人間はとにかくこういう人間を嫌います。理由は簡単、‘議論ができないうえ、彼らのために無駄な時間を取られるから’なんです。 だからしまいには‘アジア人専用のゼミ’っていうのができるんですねぇ。 そしてとどめにチューターもアジア人だったりするんですけどね。

そんなわけで、いつかは大学院留学を!と熱く燃えているみなさん、せめて研究について熱く英語で議論できるぐらいになってから留学することをお勧めします。

現地についてからゼロから英語を伸ばそうなんていうのは単なる時間の無駄でもあり、ネィティブは相手にしてくれません。まちがっても、雑誌にありがちな

‘ネィティブに囲まれて英語のシャワーを浴びよう!’

なーんてお馬鹿なことを間に受けてはいけません。そんなことを信じて留学すると、行きつく先は同国人(もしくは同人種)で固まって留学を終えるか、はたまた女性なら体を使って屑ネィティブとせめてもの留学気分を味わうだけがオチなので。。。

留学の楽しさは実力に反映するものです。

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