脳の快楽

2006年7月15日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000056-mai-soci

脳に強い快楽(刺激)を刷り込んだ時、人にはその快楽を取り戻す為なら、時として取返しのつかない事すらやってのける習性があると思う。

リンク記事は今や日本で1兆円産業(産業とも呼びたくない)ともいえるスロットから起こった事件。 自身もたまにやっているから、どのくらい射幸性の強さかは知っているつもり。

運がよければ40万程度が1日に稼げる時がある。

学生にとって1日に40万稼げたりするのは快楽なはずであり、その快楽は学生の理性的な部分を確実に失わせる。

脳についての本を読んだ時に教えられたのだけど、人間は快楽や悲しみや痛みなどの刺激は必ず脳内に、ネットいうところのブックマークのように刷り込まれてしまう。 その刷り込まれる分野は脳内でいう感情を支配している領域。 そこに刷りこまれた刺激がもとになって自身の行動の大枠が決まってしまうという流れになる。

例えば、達成感を感じる為、何かに向かって計画的に進んだり、悲しみを繰り返さない為に自身の行動に改善を試みたり。

一般でいう理性で感情をコントロールできるというのはとてもとても難しいことだと良く思う。

記事の学生は刷り込まれた快楽に結局引きずられてしまった。 そう思わざるを得ない。

良く感じるのは、たまにパチンコ屋に行った時に20代前半が多いこと。
20歳周辺という一番可能性に満ちた、そして失うものがない挑戦の時期に養鶏場の鶏みたいに台を叩いているのを見ると正直、泣きたくなる。

パチンコの罪なところは金を搾取する所じゃなくて、可能性のある若い人の時間を確実に蝕んでいることである。

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