エゲレス大学事情 

2002年11月12日
最近、海外の留学生を大学で良く見かけます.

それもそのはず、イギリスの大学は財政難の為、

海外生の呼び込みに本当に必死です。

ヨーロッパの留学生は授業料が現地の人と

同額の年1000ポンドなので(20万くらい)

あまりお金にならないのですが、

EU圏内以外だと6倍以上のの授業料を払う為、

多少どころか、全く英語力がなくても

すんなり入学している生徒も少なからずいます。

財源確保は一番大事な反面、その歪は

誰が負うのかといえば、もちろん現地の生徒達.

イギリスの大学はのチュ-トリアルという

ディベートをする時間が必ず設けられるのですが、

ディベートが出来ない海外生がいると、

現地の学生にとっては結構腹の立つことなんです.

特に大学院になるとその傾向がとても強く、

あきらかに英語力が足りていない人が

数多くいます.

無論、彼らの責任というより、お金欲しさのあまり

入学基準を高くしない大学側の責任は明らか.

これって、有名大学になればなるほど、その傾向

が強いです.

更にお金だけあっさりとって、

海外生のサポートに全く力を入れない大学側の

姿勢をみていると狡猾だなぁと

心から思いますねぇ。

エゲレス ラグビー

2002年11月10日
エッセイも終わり、

今日は待ちに待ったラグビーの試合、

オールブラックス対イングランドをTVで観戦。

ラグビーをしていた者として、とても血がたぎる

内容でした.

闘争心剥き出しで相手に襲い掛かる両国の選手.

あれぞ、男の究極の悦楽.

うらやましぃなぁ。。。。。。


敵に対して体ごと襲いかかるというのは、

痛みの恐怖はあるのですが、

自分の奥底に持つ野生の本能を

呼覚ましているようで、

本当の意味で無になれます.


イギリスに来て、この国のラグビーを

多少やったのですが、白人を相手は、

日本人相手とは感覚が違うものです。

なんかこう、意識はしてないのですが、

異民族同士の生き残りをかけてみてるみたいで、

(といっても、僕はチームで唯一の日本人)

体の芯まで闘争心を剥き出しに襲いかかれる

ものなんです。

これが、ある意味凄い快楽だったりします.

なんか、普段我慢しているものを

全部開放してしまうような......

(でも、憎しみとかはないんですよ。)

試合が終わって、まっ白になってしまった後に

敵チームを交えて飲むビールは本当に

おいしいんです。。。。。

もう、ラグビーはやっていないのですが、

まだ25歳なので、これで終わりにするのは

もったいなさすぎる...


遠くは日本。

故郷は花園シーズン間近。 インターネットで

母校の花園予選を見てるのですが、

順当に勝ち上がっている様子.

あと2回勝てば花園出場。

後輩よ、がんばるのだ。
エッセイを無事に提出。

しかも締め切り1分前.

ふ〜〜〜。

こんなんじゃ、だめだなぁ。。。。

もっと余裕を持たないと.

くぅ。。。。。

2002年11月6日
論文はまだ終わらず.

目指すは

日本刀のような切れ味のクリティカルな分析.

その前に自分が切れてます....

慣れないことはやらないようにしましょう。。。。


<そよ風さん>

ご登録ありがとうございます。

<11月4日分更新>

ぬぅ。。。。。。。

2002年11月4日
論文が終わらん.....

目指すは

蝶のように舞、刺すような

論旨展開.

できるわけないじゃん。。。。。。


暇だったので本を読んでいると、

おもしろい言葉が。

Hybrid elan of acculturation

その言葉に惹かれて読み進むと

どうやら言いたいことは

まったく違った環境に身を置く事は

自分の培ってきた経験と混ざって

成長させてくれるそうな.

ホ〜〜〜

でも、Hybridってきてるからには

異人種交配にも書いてあんでしょって思ったら、

やっぱあった。

で、これによると多民族国家は強いとの事.

なぜかって、

違う民族が交ざることによって、

強いエネルギーを生まれるからだって.

でも、

ぶつかり合う対象がある程度の純度を

持ってないと、強いどころか弱いエネルギーが

生まれるそうな.

相反する対象の本質が強力であればあるほど、

そこから生まれるエネルギーも強大。

ビックバン理論のパクリか、これ?

でも、交わった事によって生まれたエネルギーは

人間で言うと3世代経ないと、

その恩恵をこうむれないということなので、

あしからず。
今日はハロウィン。

でもアメリカンカルチャーの割には

意外と騒ぐじゃないの.

子供がお菓子を貰いに来るのは

アメリカほどではないにせよ、

来る事は来ます.

毎年、お菓子をあげてたのですが、

だんだん‘もらって当たり前’みたいな

ガキを見てると、不愉快になるので

今年はベルがなっても無視.

でも、フライングして3日前からくる豪傑もいた。

お馴染み‘Trick or Treat?’

の単純な攻めなんですが、

たまにゃ、‘Trick’してみろよって感じです.

<ちゅるさん>

ご登録ありがとうございます.
就職の話をする.

政治学部だけに聞こえてくるのは

1.IMF

2.UN

3.Phd

などなど。

き、きらびやかな世界だ....

‘are you?, mate’

と聞かれ。。。。

日本で働くよんって言った自分が

少し寂しくもあった。

転地療法 in エゲレス

2002年10月27日
日本にいた時起こっていた病気で

イギリスに来たら直ぐに治ってしまう、

もしくはよくなる病気って結構あるんです。

いわゆる‘転地治療法’ってやつです。

代表的な例として、皮膚系の病気が挙げられます.

水虫、アトピー、湿疹系など。

ここはほぼ1年中涼しく、乾燥しているために

このての症状には良く効きます。

僕もイギりス来る前、少しジンマシンの症状を

持っていたのですが、6年もイギリスに

滞在しているうちに消えてしまいました.

日本に帰国したら再発するのだろうか。。。。

<10−25日記、更新>

BLU-TACK

2002年10月25日
壁に何かを張るときに意外と役に立つのが、

BLU−TACK

これは練りケシのような物で、その粘着力を

利用して壁にポスターなんかを張ります.

意外と大家に嫌がられるのが、画鋲を使う事.

理由は簡単、壁に穴を開けるから.

まぁ、そんなことをいってもイギリスの家って、

画鋲をつかえる場所って少ないから

いいんですけど、このBLU−TACKの場合、

壁から取って再利用しようとすると、

一緒に壁紙も剥がれてしまうケースが

多々あるんです.

一度剥がれた壁紙は元に戻るわけもなく、

その度にデポジットが無事戻ってくるのか

どうかを心配させてくれる憎いやつです。

ちなみにお値段は99pが普通。

エゲレスパン

2002年10月23日
‘イギリスの食べ物ってまずいよね’

っていう、よく納得できそうで

納得できない話を良く聞きます.

以前も話したと思うのですが、決して

まずくないです. 

というか、パブ飯なんかは本当に

ボリュームがあっていいもんですよ。

まぁ、パブ飯については以前やったので

興味のある方は以前の日記を確認して

いただけると幸いです.

えっと、今日は隠れたイギリスの食の悦び、

エゲレスパンについて。

いきなりですが、イギリスってパンが

うまいんです。

特にパン屋で買うパンがおいしい.

なんというか、いびつな形で大きな岩石の

ような形をしている物もあれば、

フランスパンのような長いのもあれば...

イギリスのパンの特徴って

非常に‘密度’が濃いことなんです.

さらに意外と固かったりするので

歯槽膿漏の人が豪快に噛むと、

血が出ます。

オーブンで少し暖めると柔くなり、

匂いも倍よくなるのでそれだけで食べれます.

オリーブバターでも塗った日にゃ、もう最高.

ライ麦入りのパンは少し酸味があるんですが、

‘通’になってしまうと普通のパンが食べれません.

大体、バスケットボール半分ぐらいの大きさの

パンを1週間くらいで食べるんですが、

それを食べた後の顎の疲れがいっそう満腹感を

高めててくれます.

知り合いの友人はいつもワインのつまみに

パンを食べていて、母国に帰った今でも

パンが食べたいと泣いておりまする.


<グリーンパンダさん>

ご登録ありがとうございます。

エゲレスにて物書く

2002年10月21日
まとめあげられない論文.

5行のセンテンスを1センテンスでいう能力が

足りない。。。。

シェークスピアになりたい。。。

<マー老さん>

ご登録ありがとうございます。

イングリッシュ暖房

2002年10月19日
寒い季節です.

日本のようにストーブを使わないこの国では

セントラルヒィーティングというガス+熱湯の

暖房が主流です.

日本に行ったことのあるイギリス人は

日本の冬は寒いとの事.

やっぱりストーブだと、セントラルヒーター

とは馬力が違うようです.

洗濯物をストーブに直接のせて干せないのが

最大のネックと言っていました.

エゲレスの風邪薬

2002年10月17日
前回の続きになってしまいますが、

風邪薬の話でも.

まぁ、風邪薬だから基本は日本と

変わらないのでしょうが、いかんせん弱い薬しか

手に入れることができません.

日本でいうパブロンだとか、あの手の薬ですら、

医師が処方箋として出します.

まぁ、病院は無料なのでいいのですが、並ぶのが

ネックといえばネックです.

そこで、病院にいかなくても手に入れることが

できる風邪薬が必要となってきます。

愛用としてるのは、

風邪薬用の喉飴

イギリス版葛根湯

咳止めシロップ

この3点は薬局にいけば気軽に買えます。

どれも一つだけでは中途半端なので一度に

3つ併用して使うのが、エゲレスで暮らして

6年目になる者の知恵といったところでしょうか.

特に、ここの風邪にかかると

よく咳がでてしまうので、咳止めシロップだけは

非常に大事なのです.

<Waterさん>

ご登録ありがとうございます。
風邪をひいてしまいました.

論文も出さなきゃいけないのに、困ったもんです.

というわけで、今日はイギリスの風邪事情でも。

これは個人差があると思うんですけど、

1年に1回は必ず風邪になりやすいというか、

ならなきゃおかしいという時期があります.

大体、10〜11月から季節の変わり目もあり、

急激に温度が冷え込む時に適した服を

着ていないためにやられてしまうケースが多いです.

あと、イギリスの学生はフラットをシェアしている

場合が多いので、フラットメイトが風邪を引くと

あれよあれよという間にこちらも風邪を

ひいてしまいます.

というか、どんなに予防しても

同じ空間に長くいるだけに、

絶対うつってしまうんです。

小さい時は風邪を引くと学校が休めるから

嬉しかったのを覚えているでのですが、

この歳になったら煩わしいもの以外何者でも

ないですね。

次回はイギリスの風邪薬の話でも.
僕のすんでる所は地方も地方で

個人の経済所得の非常に低い所です.

ということもあり、ここでは安い品物だけが

真実

でございます。

ここに見られるスーパーというのは、大手を除き、

本当に在庫処理の為に

存在しているようなものです。

というか、

明日つぶれてもおかしくはないと思われます.

そんな町で一番頼りにされているお店といえば

冷凍の品物ばかりを扱うマーケット.

その名も

FROZEN FOOD

という潔い直球勝負.

直球であるが故にとにかく

安いです.

大体全てのものが約2ポンド以内で

買えるという‘真実’。

多少質が落ちても、いや、かなり落ちるのだが、

みんなそこに行きます.

最近ではイギリス人よりも中国人の客の方が

多い始末.

たしかに、お店そのものは悪くないのですが、

接客態度は極悪です.

そのため、ここが日本だったら1ヶ月持たない

だろうなぁと思う今日この頃です.

<@netさん>

ご登録ありがとうございます.


文字を芸術の域に持ってくるのは

書道

が代表的なんですが、

イギリスにもそれらしきものはあります.

Calligraphy と書いて、‘カリォグラフィー‘

とか

‘カリグラフィー’とか言ったりするんです.

昔、シェフィールドにあるカレッジに

通っていた時にそのクラスがあったのを

覚えてるんですが、いいもんでしたよ。

単純に外人が日本の書道をみて

‘いいなぁ’

と思うのと同じ感覚で.

よく、映画のオープニングとかにでてくる綺麗な

アルファベットってありますよね.

もしくは、ワインとかに書いてある

綺麗な筆記体。

あれって、なんかいいですよね。

でも、ああいう字を書くにはそれなりの

トレーニングが必要なんです.

どの位、最低練習が必要なのかどうかとか

わかりませんが、もし習う機会があれば

是非やって見てください。

西洋文字も悪くないもんです.

イギリスの秋

2002年10月9日
寒くなってきました。

てなわけで、イギリスの秋についてでも。

えっと、イギリスの秋って

重いです。

体に‘ズシっと’きますね。

また、その哀愁がとてもいいんですけど、

夕方の6時には真っ暗というのも泣けます.

でも、やっぱり紅葉のシーズンなんで

昼間は結構見所が多いんです.

広葉樹はいたるところに乱立していますからねぇ。

まぁ、勉強のシーズンとしてはうってつけかも

しれません。

なんとなく、室内にいたい気分になりますし.

毎回、思うんですけど、図書館の古ぼけた

窓からみる景色は絶景です.

そういう浸ってる時に限って、直ぐ雨が

降るんですけど、それも愛嬌ですな.

<お知らせ>

10−7分も更新.


イギリスのレンガ

2002年10月7日
学校から帰っていて思うんですけど、

イギリス人って、家のレンガの組み方が

上手です.

というより、‘わび-さび’を知っていますな.

‘ピチッ’としたレンガは美しさとして

とらえられず、わざと角っこ辺りを丸くして

古ぼけた感じを出す老獪さ.

天気が悪い日にみると、結構様になっていて、

それが胸に重いです、たまに。。。。。

まぁ、それでもたまに地面に落ちているピザ

なんかをみると我に返りますけどね.


ファースト

2002年10月4日
大学が始まって、はや2週間。

さっそく、生徒達がエッセイの準備に取り掛かる.

締め切りは11月8日に3本、12月13日に3本.

各3000ずつ。

今年こそ、ファイナルでファーストを狙う。

日本人としてのファースト。

夢は膨らむ.

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